校長の授業潜入記
2020年07月28日(火)
校長の部活体験記3
校長です。
うだるような夏がやってきた気がします。
「部活体験記第3弾は灼熱の太陽の下で」という画を撮ろうと校長室を出たものの,第2グラウンドは炎天下にはあまりに遠く(約1,000歩),体育館の男子バレー部を紹介する運びとなりました。
部員は現在10人だそうです(この時期は体育祭の応援団と掛け持ちしている部員もいるため,参加できない日もあるようです。)。
中学校での基礎がしっかりしているからでしょうか,形ができています。そして,飛びます,飛びます。
自分たちでメニューを考えて,自主的に練習している姿が頼もしいです。
クラスマッチでは花形でしたが,次は県大会で輝いて欲しいです。2020年07月27日(月)
校長の校内探訪記8
校長です。
夏休み(※ 正確には授業日)に入って,にわかに学校に体育祭の気配が漂いだしました。
あちこちで体育祭で使うパネルの準備や,応援団の練習が始まっています。
パネルは,まず昨年使用したものを白く塗るところからです。
デザインは機密情報らしいので,教えてもらえません。
先輩から後輩への技の伝授も始まっています。
各学年ごとの練習もあるようですが,こちらも撮影禁止です。
これから約1ヶ月,感染症対策と熱中症対策を万全にしながら仕上げていきます。
学校行事ができることをこんなにありがたいと思ったことはありません。
どうか,このまま。2020年07月22日(水)
校長の校内探訪記7
校長です。
高校の頃はよく本を読みました。数学と物理の勉強の時間を削って読書に勤しんだ結果,国語の教員になりました(※ あくまで個人の感想です)。
そういうわけで(?)3本目「校内探訪記」は図書室を紹介します。
いつも司書の福冨先生がいろいろな企画を仕掛けてくれます。
1学年で「哲学対話」をするとなれば哲学本コーナーができたり,県民の日が近づいたとなれば郷土資料コーナーができたりします。機動性もあって,終業式で紹介した本は即日カウンター前に紹介されます。
授業でもよく使われています。
有能な図書委員も図書室運営に貢献していて,朝読書の運営は以前も紹介しましたが,最近はアマビエ専門(?)のイラストレーターも付いたりして委員会活動も楽しそうです。夏休みは5冊まで借りられます。指高生よ,活字の海へ旅に出よう。
2020年07月22日(水)
校長の部活体験記2
校長です。
本日の2本目です。全校朝礼の感想文の中に「校長先生は普段どんな仕事をしているんですか」という質問がありました。今日だけ切り取れば,「ブラブラ歩き回って,つらつらブログを書いている」ということになるのでしょうか。
さて,2本目は「部活体験記」です。
取材したのはソフトテニス部です。自分たちで同好会を立ち上げて,今年から部に昇格しました。
自分たちだけでもダラダラすることなく練習しています(専門顧問もコーチもいます)。
ただ,長雨と高温でテニスコートはもうすぐウィンブルドンのコートになるのではないかという勢いでした・・・。整備が大変です。
校長も長くテニス部を見てきたので,これぞ夏という感じがします。2020年07月22日(水)
校長の授業潜入記31
校長です。
日々,新ネタが「収穫」されます。
旬なうちにお届けしたいと思いながら,どんどんたまります。嬉しい悲鳴です。
そういうわけで本日は「授業潜入記」「部活体験記」「校内探訪記」の3本立て。大盤振る舞いでお届けします。連休で1本ずつお読みください。授業は島先生の国語です。
まずは小説教材「赤い繭」の場面です。
なかなか難解な小説ですが,それを自分たちなりにどう解釈したかについて説明をしています。本文に根拠を求めて細かく読まねばなりません。一貫性のある解釈にするにはだいぶ頭をひねったでしょうね。もうひとつは古典の授業の冒頭,単語の小テストの場面です。
今日はペアを組んで,問題の出し合いです。プリント両面にぎっしりの単語を5分間ずつ質問し合います。
朝イチからこれだと,そりゃ頭が活性化しますよ。2020年07月21日(火)
校長の授業潜入記30
校長です。
朝から蝉が全力で鳴き,正面からは刺すような真夏の太陽が照りつけ,あぁ夏休みだなぁという気分で校門に立っていると,小学生はランドセルを背負って通り,中学生もいつも通り自転車で通学していきます(指高正門前を通る北中の生徒はいつも挨拶してくれます。好感が持てます。)。そして指高生たちもいつも通りのJRで通学してきます。夏休み気分の自分を恥じるところから1日がスタートしました。
そもそも指高では例年もこの時期は補習をやっていますが,今年度は授業日としています(これで臨時休業による遅れは取り戻せる予定です)。
そういうわけで,本日もいつも通りの「授業潜入記」です。
今日は英語科が校内数会場でスピーキングテストを行っていました。
生徒は1人ずつ試験会場に入り,試験官である先生を前に,自動音声に従いながら解答します。
順番を待つ生徒とも会いましたが,やはり緊張するでしょうね。
英語科はしっかり4技能を育てています。2020年07月21日(火)
校長の授業潜入記29
校長です。
「終業式だ」「夏休みだ」と浮かれてブログを更新するのを忘れていました。
終業式は担当の方で上げていたので,校長は例によって局所的な掘り下げ「授業潜入記」です。
取り上げるのは,中学校別集会。
終業式終了後,出身中学校ごとに集まり,何やら議題について話し合っています。
「通学マナー等について」。自治ですねぇ,大人であって欲しいと思います。
「地域行事について」。今年は軒並み中止みたいでした。いつもは積極的に参加してくれているのでしょうね。
「後輩が多く指宿高校に入学するためには」。なんと!そんなことも考えてくれているのですか。いい学校ですからね。魅力を伝えたいということなんでしょう。
指高にとっては生徒一人ひとりが「広告塔」ですから,キミたちが輝いてくれれば自然と後輩も増えると思いますよ。ありがとう。2020年07月17日(金)
校長の校内探訪記6
校長です。
今日はクラスマッチでした。
奇跡の晴れ間で,クラスマッチが無事にできました。生徒たちへのご褒美でしょう。
だいぶ盛り上がっていましたが,そっちは公式で上がるでしょうから,こちらは今日はおまけ的「探訪記」で。先日,校内に奇妙な貼り紙が出現しました。
英語のカッコ埋め問題が1問だけ掲示されています。
また,校長室に帰る途中,なんと!そんなところにも!!
ほぼ読めないじゃないですか。
極めつけはこれ。
体重計に「行動する前に考えるべきだ」の例文が貼ってありますが,わざとでしょ?
英語科が遊び心で知的好奇心を刺激しています。2020年07月16日(木)
校長の授業潜入記28
校長です。
梅雨明けが待ち遠しい今日この頃ですが,明日はクラスマッチです。
密を避け,マスクも準備,道具も消毒。準備に抜かりはありません。
競技は,男子がバレーとサッカー,女子がバスケとミニサッカーです。そういうわけで,近ごろの体育はクラスマッチの練習です。
男子バレーは合同クラスの場合ゲームもできますが,単独クラスだとひたすら練習です。球拾いが大変そうでした。レシーブにつけばいいのに。
女子バスケは単独クラスでもゲームが成立していました。しかし,なかなかリングに入らないので延々2つのゴールを行ったり来たりするほぼシャトルランになっていました。
女子ミニサッカー(手前)はボールの周りに選手の9割が集まるという「ちびっ子サッカー大会」でよく見かける光景でした。ある意味壁が厚すぎて得点が入る気がしません。
逆に男子サッカー(奥)はフルコートに5人対5人くらいでゲームをしているため,パスし放題,シュートし放題,走る気力を失った方が負けという,こちらもまた過酷な競技でした。しかし,雨が降ると,サッカーの人たちは「ドッジビー」(ドッジボールとフリスビーの合体したもの)になります。あんなに走った日々がなかったことになります。どうか明日は雨が上がりますように。
2020年07月16日(木)
校長の授業潜入記27
校長です。
最近はついに教室に入り込むようになり「校長の混入」記の様相を呈してきた「潜入記」です。
さて,今回紹介するのは1年生の数学の時間です(「映え授業」に出会うのは運なのでクラスや先生が重複するのはご容赦ください)。
この時間にやっていたのは,黒板に貼られている図だけを見て,その定理をわかりやすく他の人に説明するということ(らしい)です。
準備時間はそれぞれが一生懸命考えて,合図と同時に担当する定理を説明していきます。
説明する生徒のみんな上手なこと!「数が苦」校長でもわかりましたよ。
暗記と理解では残り方は全然違うんでしょうね。
いやいや,日常的に研究授業のような授業があちこちにあるので,もうびっくりです。2020年07月14日(火)
校長の授業潜入記26
校長です。
今日もまた「部活体験記」だと,「第2グラウンドに行ったついでにサッカー部も撮ってきたな」感がにじむので,いったん「授業潜入記」を挟むこととします。
今日は全校挙げてのビブリオバトル・クラス予選の日でした。
ビブリオバトルは書評合戦とも言われますが,簡単に言えば本の紹介です。そして,誰の紹介した本を読みたくなったかという観点で評価します。
本の魅力もさることながら,その魅力をどう伝えるかというプレゼンの力も大きいところです。
まず,各クラスでグループに分かれて,3分で自分のおすすめ本を紹介します。
既にこの段階から大盛り上がり。予想を超えてみんな熱弁をふるいます。
そして,各グループ代表のプレゼン。さすがに代表だけあってどのクラスを見ても皆上手です。
クラスの代表に選ばれた生徒は文化祭へと駒を進めます。そして,そのステージで今年の「チャンプ本」が決定します。2020年07月13日(月)
校長の部活体験記1
校長です。
待望(?)の新シリーズ「部活体験記」です。
とはいえ,実際に体験に耐えられるお年頃ではないので雰囲気だけお伝えします。記念すべき第1回は,3年生がまだ残っている唯一の部活動,野球部です。
第2グラウンドまで行ってきました。歩数計で約1,100歩の距離にあります(約600m)。時間で言えば5分です。
広大なグラウンドです。恵まれた練習環境です。
行ったときにはバッティングの練習中でした。次々と快音が響きます。
いくら飛ばしても近所の窓ガラスは割りません。爽快です。
実は野球部は明日が試合です。中止になった夏の甲子園予選の代わりに行われる県大会の地区予選です。
最後の大会でひとつでも多く勝ち進めるように,頑張れ!2020年07月10日(金)
校長の授業潜入記25
校長です。
今日はまれに見る「撮れ高」の日だったのですが,サービスしすぎて後々ネタに困るといけないので小出しにします。
今回の舞台は,私が以前「一反もめん」を見かけた生物室です(ご存じない方は「潜入記21」をご覧ください)。
例の「一反もめん」(正しくは,テーマ別レポートポスター)は掲示して終わりかと思っていたら,続きがありました。
作成者が他のグループの人たちを前にして内容を解説するポスター発表が行われていました。これはよくSSHやSGHなどの研究校の全国大会などで見かける手法です。説明に対しては質問も来るので,よく理解していないとできません。理解はアウトプットでさらに深まります。
校長も潜入していることを忘れて質問してみましたが,困る様子もなくさらっと返されました。
やるな,おぬし。2020年07月09日(木)
校長の授業潜入記24
校長です。
だんだん「潜入」なのか「探訪」なのかの境目がわからなくなってきました。
そんなLHRの時間。
今日は体育祭の選手決めだというのでその様子を取材してきました。
密になるといけないので,各学年男女で別々に広いスペースで行いました。1年生は体育館です。
やはり選手決めにもまだぎこちなさがあります。挑戦者としての初々しさを感じます。2年生です。武道館です。
ひときわテキパキと仕切っている女子が制服を着ていないのでよく見たら学年主任の米原先生でした。拍手も出たりして優勝を狙うエネルギーを感じます。3年生です。多目的室1,2です。
もう慣れたもので,「誰々出てよ」「誰々の方がいいって」と威勢のいい声が飛び交います。競りを見ているようです。さすが王者の貫禄です。今後,応援団の練習も始まって,体育祭が動き出します。
体育祭は9/5(土)の予定です。2020年07月08日(水)
校長の授業潜入記23
校長です。
水曜日といえばフード,いや,総合選択の日です。
校長室から2階に上がろうとすると,どうしても調理室前を通ってしまうので,一応覗いてみました。すると,
なんと!誰もいない・・・(今日はメニュー作りのための調べものの日だったようです)。呆然とする私を正気に戻してくれたのは,例の通る声。そう,英語科の森園先生です。
前回,ほぼ書画カメラの紹介のようになっていたので今日は授業を。
1年生のコミュニケーション英語でした。
通称「600選」で構文を理解できた生徒から先生の応用質問に答えます。
質問は英語で出されます。が,生徒はどんどん挑戦していきます。
たたみかけるように質問やフレーズが繰り返されて,授業が小気味よいリズムで進んでいきます。
ちなみに,先生は現在3学年主任ですが,消毒液を常時携帯しており,率先して校内各所を消毒してくれています。2020年07月07日(火)
校長の授業潜入記22
校長です。
まだまだ大雨の影響があるものの,久々に授業の日々が戻ってきました。
頑張っている生徒と先生の姿を見ると毎日でも感動的です。さて,数日ぶりの「映え授業」センサー発動です。鼻に栓をして嗅覚を研ぎ澄ませていました(もちろんウソです)。
今回紹介するのは3年生の数学の授業。担当は小原先生です。何度か背景の一部に登場しています。今回もそんなに大きくは写っていません。
今日扱っている内容は「図形と数直線」などだったそうです(受け売り)。
書画カメラを使って先生直筆の解答の作成過程がスクリーンに映し出されています。
生徒が一生懸命に問題に取り組んでおり,カツカツとシャープペンシルの音だけが響き,グループ活動はなくても生徒の頭がアクティブにフル回転しているのが空気で伝わります。
期末試験が終わり,3年生は「勝負の夏」に突入します。そんな緊張感と意気込みを感じた1コマでした。2020年07月03日(金)
校長の校内探訪記5
校長です。
期末試験最終日です。
やっとまたネタの収穫に出られます。貼り紙シリーズ第2弾,職員室前です。
これは「1,2年生でも解ける(かもしれない)大学入試問題」シリーズです。
このスペースは生徒がよく質問などに来る場所なので,1,2年生のうちから上位学校を意識してもらえたらという意図で設置されています。
欲しい生徒は(もちろん3年生も含めて)自由にもらえます。
いくつかの教科は設置して1週間経たないうちに売り切れました。予想以上のペースです。指高生の積極性にびっくりです。
ちなみに,しれっと東大の問題なんか混ぜ込んでいます。知らないうちに東大の問題も解けちゃったりするのかもしれません。
そして,実は校長もやっています。
「先着10人限定」というのは,忙しいからではありません。
「限定」と付けるとなんとなく「レアもの」感が出るんじゃないかという気分の問題です。
こちらもあっという間に売り切れて,現在,第2弾を展開中です。2020年07月02日(木)
校長の校内探訪記4
校長です。
期末試験3日目です。
試験中にウロウロすることもできず,歩数計も全然カウントが増えません(そのためにウロウロしているわけでもありませんが。)。
今日も校長室にじっとしながら,ストック放出の「校内探訪記」です。
今回は廊下(掲示板)にあった面白い貼り紙(もちろん教室にもあります)に注目しました。まずは国語科の貼り紙。
これは,素晴らしい課題への取組例をコピーして掲示しています。勉強はこんな風にやるんだよというグッドプラクティスを人目に付く場所で紹介しています。紹介された生徒も励みになるでしょうが,これ以上のものを,と思う生徒もきっといることでしょう。楽しみです。続いて数学科。
いくつかの教科では,試験後などのタイミングで授業評価アンケートをとっています。オンラインで行うので瞬時に反応がわかります。これはそのアンケートにあった要望への回答を貼り出してあったものです。宿題を減らすことや宿題の解説への要望に対して,改善や工夫を検討してくれています。
ちなみに,数学科では宿題の解説を毎日配信しています。ICT機器等の発達とそれを使いこなす先生たちのスキルを目の当たりにして,チョークと黒板しか使ったことのない校長は石器時代の人間のような気分になるのでした(昭和生まれ)。2020年07月01日(水)
校長の校内探訪記3
校長です。
期末試験2日目です。
試験期間中は「映える」授業もなく,調理実習もなく,購買部の弁当も売っていない(試験期間中は閉店)ため,今日もこれまで撮りためた校内の様子を紹介します。指高は朝読書を取り入れています。朝の10分間,好きな本を読みます。たまに図書館から「ブック・デリバリー」として出張貸し出しもあったりします。今やテイクアウトの時代ですから(?)
どの教室も静かに読書にいそしんでいますが・・・
なんと先生はいません(なのになぜ校長はそこにいるのか?)。
で,教室の後方を見ると,上級生の図書委員が朝読書を進めているのです。
命令するわけでもなく,圧力をかけるわけでもなく,図書委員みずからそこにいて読書することで,教室の空気が作られています。みんな自律できて立派です。
ちなみに,指高の進路室だよりは「じりつ(自律と自立)」です。HPから見られますのでそちらもぜひご覧ください。2020年06月30日(火)
校長の校内探訪記2
校長です。
今日から期末試験が始まりました。
試験中はカバンなどは廊下に並べることになっています。
試験なのでどの教室に行っても画的には同じです。
ほら。
あ,3年生だけはわかりますね。そういうわけで,校内探訪記第2弾「購買部紹介の巻」。
購買部はレトロな感じのするたたずまいです。
文房具の他,パンや弁当もあります。
弁当はどれを食べてもとてもおいしいので,校長も毎日のように利用しています。
ちなみに,丼ものは結構なボリュームで持ったらずっしりときます。あまりの重さに衝撃を受け,そのまま事務室に持って行ってはかりに乗せると,なんと600グラム。1食で600グラムも体重が増えるという,ダイエット中ならこれまで何日も積み重ねた努力を一瞬で無に帰す恐怖の重量。
でも高校生は平気なんです。いや,むしろ男女問わず人気です。指高生のエネルギーの秘密を垣間見たような気がしました(私は蓄積されました)。2020年06月29日(月)
校長の校内探訪記1
校長です。
明日から期末試験です。
そういうわけでのんきに潜入できる雰囲気でもなく,新シリーズ「校内探訪紀」として今日は試験直前の校内をレポートします。ただ,なんとなく長くは続かないシリーズのような気もしますが・・・。まず,職員室前です。
ご覧のとおり,質問待ちなどの生徒がずらっと並びます。
そして,あちこちで先生に質問しています。
一生懸命な姿にこちらも頑張らなければという気持ちにさせられます(校長は主に応援)。これだけではありません。
放課後に勉強したい生徒のために自習環境も整えられています。
こちらは教え合いができる自習室。声を出してもかまいません。
わからないところを友達に教えてもらいます。教える側も定着するから効果的なんです。そして,こちらは一人で一心に取り組む自習室。
以前紹介した多目的室です。
こちらはピリピリするくらいの緊張感の中で黙々と取り組んでいます。いい感じですねぇ。期末試験は君の未来につながっている。明日からの試験,みんな頑張れ!
2020年06月26日(金)
校長の授業潜入記21
校長です。
まだ新しい領域に踏み出せないでいます。おとといのことでした。
やけに蒸し暑い日だったのを覚えています。
最近,セキュリティー上,生徒登校後は裏門を閉めることにしたので,その様子を見に行ったときのことです。
理科棟を抜け,自転車小屋にさしかかったそのとき!
生物室の窓を白い影がスーッと横切ったのです!!
私はグッと息をのみながら生物室の扉をそっと開けました。すると・・・(ここまで夏らしくホラーチックに書いてみました。)
生物のテーマ学習の最中でした。担当は澤田先生(2回目の登場)です。
各グループでテーマを絞り,それについてわかりやすく1枚の大きな白い紙にまとめていきます(白い影の正体)。
アウトプットは大事手すからね。ああだ,こうだと相談しながらまとめたことはきっと記憶にも残りやすいと思います。2020年06月25日(木)
校長の授業潜入記20
校長です。
昨日,帰りながら次のシリーズを考えていました。
「部活体験記」とか,「放課後散策記」とか,「校内探訪記」とか・・・。
と,そこで,「要はブラブラしているだけだから「ブラコンヤ」でいいんじゃないか!」とひらめいたところで,公式ブログだったことを思い出して正気に戻りました。
今日も「授業潜入記」です。実は来週火曜日から期末試験です。
試験前によく見かける風景として,試験範囲が終わって生徒が黙々と試験勉強をしている教室というのがあります。
ボチボチそんな教室もあるのかと思いつつ教室を見ていくと,まだまだしっかり教えてくださっています。
これは3年生の地歴の授業で担当は堤先生です。
単に年号で暗記するのではなくて,使われている用語で時代を考えるという教え。
私の頃の,土に埋められて口を開けられて年号を詰め込まれる(※注 イメージです)ような授業に比べたら,理解と記憶が結びつく格段にわかりやすい説明です。
隣は同じく3年生の地歴の授業で,担当は荻田先生です。
自作教材です。歴史の流れをわかりやすく再構成してスライドで説明していきます。
スライドはそのままノートとして活用できるように縮小版が配付されており,生徒はそこに説明をメモしていきます。ここにもカリスマ講師がいました。
数学は相変わらずアクティブです。
これは1年生,担当は紀先生です。
黒板の前で考えたり,先生に質問したり。教室が動いています。
「いいね」押しまくりです(※注 イメージです)。2020年06月24日(水)
校長の授業潜入記19
校長です。
不覚にも水曜は「フードデザイン」の日だということを忘れていました。1食ぶん食べ損ねました。
さて,校長室は中庭に面した1階にあるため,上の階から理科棟に反射して授業の声が降ってきます。中でも誰が授業しているかすぐわかるトップ3の一人が英語科の森園先生です。
そういうわけで大きな声のする方へ(いい匂いがする方向だけではないんです)取材に出ました。
この日は2年生のコミュニケーション英語の時間でしたが,なんと先生,窓に向かって話しています(大きな声で)。そりゃ反射するわと思ったら,書画カメラでテキストを写して解説中でした。
この書画カメラの優れたところは,生徒の手元にあるものと同じものを写しながらラインを引いたり書き込みをしていくのでとてもわかりやすいところです。
森園先生の手です。手も大きいです(アップですから)。
ちなみに,スクリーンが故障中のところでは黒板でやります。
予備校などでカリスマ講師がやる講義のようです。
こんな機械があったら自分もカリスマ気分を味わえたのに,と軽く嫉妬です。2020年06月23日(火)
校長の授業潜入記18
校長です。
今日は火災を想定した避難訓練でした。
予定では4時間目でしたが,張り切って1時間目から警戒に当たっていたところ,活発に活動している教室があったので覗かせてもらいました。
1年生の国語(評論)の授業で,担当は有島先生でした。
教科書の問いに答えるために,グループの3人がそれぞれ違う参考文献を読んで,その理解を他の人に説明し,各自それを聞いた上で考えをまとめるという活動でした(この説明が精一杯です)。
文章の内容がそんなに簡単でない上に,参考文献もそこそこの分量があったにもかかわらず,担当生徒はスラスラ説明しますし,聞いている方もしっかり理解しようとどんどん質問します。
有島先生は歩き回るだけです(本当はちゃんとアドバイスをしています)。
グループでの活動のあとは各自集中してまとめていきます。
考えることが好きな生徒にはたまらないでしょうね,こういう授業。2020年06月22日(月)
校長の授業潜入記17
校長です。
吹奏楽部の定期演奏会にも潜入しましたが,そちらはちゃんとした記事でご覧ください。
とてもよかったです。
校長は相変わらずの調子で授業をレポートさせてもらいます。
今回の発端は支出伝票でした。
「豚のレバー」。それを見て,これは調理に違いないと当たりをつけて嗅ぎ回っていたところ,いつまで経ってもそんな気配はなく,楽しそうな歓声の上がる方へ向かうと,(どことは言いませんが)いつどんな授業も楽しそうに受けるクラスが,また今日も楽しそうに化学の実験をやっていました。
そして,なんと,そこで豚レバーとの出会いが待っていたのでした。
と,前置きがずいぶん長くなりましたが,酵素の実験をするために豚レバーを使っていたのでした。簡単に説明すると,豚レバーを過酸化水素水に入れて気体が発生するかどうかを線香で確認するという実験です(詳しくはネットで調べてください)。
この楽しそうなクラスは,実験で起こる現象に新鮮に反応していて,理科の面白さはこういうところに原点があるのだなと思わされることでした。2020年06月19日(金)
校長の授業潜入記16
校長です。
日々校長の自由度が増しているため担当者が困惑していますが,そのうち放って置かれるでしょう。「目指せ,空気。」
さて,今日も自由気ままに潜入してきました。
今回は,芸術3科目です。長編になりました。まず音楽です。脇先生が担当です。
今日は校歌の歌唱テストをしていました。指高の校歌はなんとなく賛美歌のような響きがあります。
初めは気を遣って背後から撮りましたが,画的にもの足りなかったので(脇先生が,ということではありません)前からも1枚いただきました。彼には無用のプレッシャーをかけてしまいました。
ヨーロッパの香りを感じる音楽の時間でした。※ちゃんと距離を取って,換気も行っています。
続いて書道です。担当は新留先生です。
初めに先生からバランスなどの説明を受けてから書きます。
今日のお題は「弥勒」です。なかなか日常では使うことのない言葉です。書き初めでも書くことはないかもしれません。でも漢字はかっこいいですね。書道はやはり静かに集中して書きます。
中国四千年の歴史を感じることでした。
最後は美術です。担当は大川先生です。
今日は石膏像のデッサンでした。
各自,描きたい像をじっと見つめてデッサンをしています。こちらも黙々と作業します。
石膏像の人気の差に現代にも通じる格差を感じつつ,デッサンを見せてもらいましたが,ちゃんとそれっぽく仕上がっていました。
ルネッサンスです(?)。
2020年06月18日(木)
校長の授業潜入記15
校長です。
いつも白ご飯を食べていたらパンが食べたくなるように(?),そろそろ「放課後潜入記」のようなものも始めたいと思っていますが(飽きてきたわけではありません),「映える」授業が多いので今日も「授業潜入記」です。
今回は,英語科の比地先生の授業です。
3年生と1年生の授業の様子です。
実は,昨日は教育センターの研究主事が授業参観に来校しました。
画像の中,一見生徒のように見えますが,よく見ると少し年齢高めの方々がそれです。普段から活気のある授業ですが,この日はいつもに増して生徒も頑張っていました。
よく声も出ますし,よく反応もします。
聞けば,生徒から「あらかじめ答えを教えておいて」など「協力」の申し出もあったようですが,そういう仕込みは一切なく。最後の1枚には立っている生徒がいますが,教室にはスタンディングデスクも配備されており,立った方が集中できる生徒は 自主的にそれを使って受けます。
研究主事の先生方からは,授業もさることながら生徒が素晴らしいと絶賛でした。やるね,指高生!
2020年06月17日(水)
校長の授業潜入記14
校長です。
今,3年生の総合選択がアツい!(個人的に)ということで,今回も調理室から。
今日はスイーツはないということでしたので,引きの画像のみとなります。調理後,ここで食べます。
さて,昨年度,PTAのご協力を得て多目的室の机と椅子を一新しました。
使い勝手がよく,3年生の放課後の自習やJRを待つ部活動生の学習室としても活用されています。
1学年分を収容できる広さなので,合体授業もできます。
今回は,多目的室で行っていた島先生の古典の授業です。
藤原道長という人の肝試しの話でしたが,初見で内容を取るという作業をしていました。
各自の読み取りを周囲とすりあわせています。
そして,次の時間は教室で発表です。
書画カメラに写して説明しています。
指高ではプレゼン場面が多いのでアウトプットも鍛えられます。2020年06月16日(火)
校長の授業潜入記13
校長です。
今回も活況を呈している教室を見つけて入っていきました。もう誰もこっちを見ません。
2年生の現代文,勝田先生が担当です。
小説「山月記」の授業でした。
かなり大雑把に言えば,人が虎になる話です。
ちょうど先生の問いに対してグループで考えをまとめているところでした。
グループでの検討結果をホワイトボードに書いていきます。
できました。皆よく考えています。
しかし,これで終わりではありません。ここからさらに深掘り。
「どう違うのか」,先生の問いにさらに教室はヒートアップ。
ひと頃一世を風靡した「白熱教室」を見るかのようでした。